岡山市北区南方にある、長泉寺のロゴデザインを担当した。

長泉寺は、人々が集い、人々を癒やす、泉のようなお寺であると考えた。「長泉」を「泉が長ずる」と読み解き、泉が過去、現在、未来の三世に渡ってつづいていくように、三種類のモチーフを、三つのパーツで、さらに御室流華道に見られる、「体・相・用」の型を元に構成した。

シンボルマークの一つ目のモチーフは、水が湧き出るみなもと、泉。上へ上へと湧き出るエネルギーを表現している。
二つ目のモチーフは薬草。薬園山という山号にもなっているように、かつて長泉寺があった地には薬園があったという歴史がある。そこで育てられ、人々を癒やす助けとなっていた薬草のイメージである。
三つ目のモチーフは手。ご本尊、薬師瑠璃光如来の右手「施無畏印」の形から。手のひらを前に出し、相手に「おそれることはありませんよ」と示している。

薬師瑠璃光如来が夜明けの空、東方瑠璃光浄土の仏様であり、その瑠璃色は「目覚め」、「覚り(さとり)」を象徴していることから、瑠璃色のシンボルマークとなった。

  • Art Direction 作元大輔 |cifaka,inc.|
  • Design 有松歩美|cifaka,inc.|
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